エントリーシート作成前の下準備③他社との違いを比較する(他社比較)

勘違いする人が多い点

エントリーシートで、よく勘違いしている人が多いのが、他社との比較をしないという点です。

企業について、ここが優れている、ここが魅力的だと書いていますが、同業他社と比較した場合にどう優れているのか、ということが書かれていないのです。

単に、その会社のことだけをほめればいいというわけではありません。

その会社のどこがどう優れているのかを分かりやすくするには、同業他社と比較するのが最もわかりやすいのです。

最もわかりやすい例として、賃金の比較を挙げてみましょう。


同業で、同じ職種を募集しているA社とB社があり、A社では月給25万円、B社では月給28万円という条件で募集している場合、B社のほうが好条件だとわかるでしょう。

エントリーシートでも、同様です。

自社のことだけではなく、他社と比較して優れている点を強調することで、より優れた点を伝えることができるのです。

どの企業も、他社と似ている点については気にしています。

その点に触れずに褒められても、『他社よりは劣っていると思われているのでは?』という不安が残ります。

その点、他社よりもこの点が優れているといわれるのは、明確な基準となります。

比較と批判は違う

多くの人が他社と比較して志望している企業をほめることに抵抗があるのは、それが他社批判になるのではないか、という不安があるからです。

他社を批判するというのはイメージが悪いので、悪い印象を与えるのではないか、と思ってしまうのです。


しかし、比較と批判には大きな違いがあります。

比較は、2つのうちどちらが高いかを比べるものです。

それに対して批判は、どちらかを貶めるものなのです。

例えば、志望しているA社の技術が、B社よりも優れているということを示す際に、「B社の技術は素晴らしいけれど、A社の技術のほうがさらに優れている」というのは、比較です。

それに対して、「B社の技術は全然だめだ。A社のほうがよっぽどいい」といえば、批判になってしまいます。

これでは、B社の技術が悪いせいで、相対的にA社が優れているように見える、とも取れるのです。

同業他社よりも優れている点は、その企業の強みでもあります。

他社比較でその点に触れると、そのことを理解しているということにもなるのです。

そのため、褒めるときは必ず他社と比較して褒めるようにしましょう。


ただし、気を付けたい点があります。

それは、同業他社と比較する際のポイントに、売上高などを含めないことです。

数値で表されているためわかりやすく、褒めるのは容易なのですが、そこには様々な事情が絡んでいることもあるからです。

特に違いが顕著になる原因として、事業規模の違いがあります。

事業規模が大きければ、それだけ売上高も大きくなります。

反対に、事業規模が小さいと売上高も小さいままです。

その違いも、考えなくてはいけないのです。


他社と比較して褒めるなら、経営理念や実績などがいいでしょう。

あまり明確な数値ではなく、自分の主観次第のものであれば、嫌がられることもありません。

あくまでも、自分はこう思うということを伝えるようにしましょう。

なぜなら、数値の違いは誰でも見ればわかるものです。

わざわざ、エントリーシートで伝える必要はありません。

わかりきったことは、アピールにならないのです。

その会社独自のセールスポイントを見つける

最も効果的なのが、その会社独自のセールスポイントを見つけることです。

同業他社と比較してその差が浮き彫りになっていくと、その中に比較できないポイントが見つかるでしょう。

それが、独自のセールスポイントになります。


独自のセールスポイントは、他社との比較が難しいものもあります。

その場合、無理に比較する必要はありません。

「B社にはない、A社のこの技術が~」のように、簡単な表現でもいいのです。

独自のセールスポイントは、その企業が特に力を入れている点でもあります。

そこをしっかりと理解していれば、きちんと研究しているというアピールにもなるでしょう。


ちなみに、同業他社との比較をする際は、一つだけ気を付けたい点があります。

それは、他社のことにあまり長く触れないようにするという点です。

他社と比較することは大切ですが、あまり細かく他社のことを言うのはNGなのです。

なぜかというと、比較する場合でも重要なのはあくまでもその企業のことだからです。

他社のことを細かく語り、そのうえで「〇〇という企業より、御社のほうが優れているからです」と簡単にまとめてしまえば、「本当は他社のほうに興味があるのかな?」と思われてしまいます。

比較する場合でも、他社のことはあくまでも前置きだということに注意しましょう。

とはいえ、多少は具体的に言わなければ比較になりません。

そのあたりのバランスは、何回か書いてみて調整してください。

まとめ

エントリーシートでは他社との比較をすることで、単にその企業を志望しているのではなく、きちんと企業研究をしたうえで志望したということが伝わります。

どれだけその企業に魅力を感じているのかを伝えるには、しっかりと他より優れている点を伝えなくてはいけないのです。

そのために、志望する企業だけではなく同業他社の企業研究もしておきましょう。

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